岡の里名水マラソン大会

2003年3月2日(日)

とうとうこの日がやってきてしまった。無謀にもフルに挑んでしまった。大分なので前日に大分にとまりました。おいしい夕食を食べたのですが、どうも体調のせいか前日の夜から朝まで延々と吐き続けてしまいました。そのせいで、朝はぐったり。走れるのかどうか、不安で不安でたまらなかったけど、とにかく会場にいきました。会場は天気もよく、周りどこをみても山しかない!パンフに高低差があるっていうのは書いてあったけど、本当に山ばかり、、、と不安倍増。
スタート地点に立って、いよいよスタート。最初は快適に走れました。坂道も何てことないし、どうせ足は遅いからマイペースでいったらなんとかなるさ、と思いながら気楽に走っていました。最初の給水所は4キロでそこには水、アイソトニック飲料、フルーツ、オニギリなど盛りだくさんにあって、むっちゃうれしかったけど、まだ大丈夫なのでお水だけとって走っていきました。それからずっと走っていくと、二股に分かれたところがあってそこをのぼっていきました。これもきついのはきついけどまあ走れないことはない、、ってことで、テクテク走っていました。走ってると、ハーフの折り返しがあって、『ハーフはここで折り返しなんや〜。ええなあ』と思い、今四分の一ほど走ったということでなんとなく充実感。このときは多分エンドルフィンでてたんちゃうかなあ。走っててもきつくなかったし。第一折り返しで、オニギリ一個食べて出発。今度は坂を延々と下っていく。下っていくのは速かった。でもその後第二折り返しをすぎて上がっていくと段々パワーがでなくなってきた。『おかしいなあ?まだ大丈夫なはずなのに』と思っても足が思ったようにすすまない。30キロ手前で私の足は止まってしまった。しょうがないので気持ちを切り替えて上りは歩き、下りは走りというルールをきめていく。もうこの頃には走ってる日とはぽつぽつしかいない。足を引きずっている人や、座り込んでる人、ストレッチしてる人などさまざまだった。歩いたり走ったりしてるうちに気分は砂漠に取り残された人状態。もうきつい、もうやめよう、リタイヤしたらもう走らんでええねんな、、、と思いながら足を進める。ボロボロになりながら走ってて、唯一の救いは給水所の人たちの暖かい励ましとコースで声援をかけてくれる人たちだった。励ましをきくと『走ろう』という気分になる。途中で、エアーサロンパス(?)をかけてくれる人がいた。『シュー、する?』いわれて思わず『はい!!』とこたえてスプレーしてもらったら無茶苦茶気持ちよくて足もちょっと生き返った。それからちょぼちょぼ走ってたら同じくらいで走ってる人がいて『がんばるね〜』っといった。『きついですわ。』と私は答えたが彼は常に私の前を走っていた。時々私も走って抜いたりしてたがそのたびに抜き返されていた。最後の給水所に着いたときは、後ちょっとなんだと最後の気力を振るいただした。レモンを一切れ食べたのがすごく効いた。それから元気になって、(といってもやはり上り坂は歩きだが)足を動かした。最後から二番目くらいのトンネルあたりでバイクのおじちゃんが、『あんた、ようがんばったね、あとちょっとや、がんばれ』といわれて涙でそうになったけど我慢して、先へ先へと進んでいった。最後のゴールがみえてきたときに、やはり途中で足の調子が悪くてなかなか走れなかった人が走ってきた。『足やっともどってね、もう駄目かと思ったけど、やっと追いついたわ』といって最後のゴールあたりを話をしながら走った。ゴールの近くの橋を渡ってたらもうすでに5時間経過してたからだろうけど、マラソン大会の旗をもう片付けていた。もうゴールだと思ったらいきなり力が出て最後のゴールまではダッシュでいった。結局ぬいたりぬかれたりしていたおじさんを抜いてゴールしたのだが。もう後はふらふら。。。おじさんも少しおくれてゴールして『悔しい!!』っていってた。(でもほとんど変わらないんだけど、、)終ったときの開放感はすごくてもう幸せ〜〜〜だった。終ってから写真とって、温泉へGO!
温泉で足を伸ばすと無茶苦茶気持ちがよくてこのまま寝たいくらいだった。温泉では完走できたことが嬉しくて、思い出してはニヤニヤしていた。本当にきつかった、42.195kmだった。

反省、前日に生ものはやめておこう。。。

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ゴール直後。むっちゃキツい