今回の大会は私にとって忘れられない大会になりました。
1月10日。駅に集合して電車に乗ると、ボックス席でした。ちゃんと仕切ってあってテーブルまであってむっちゃ快適!あっというまの四時間でした。西鹿児島につくと一升瓶を抱えた女性が…フレッシュさんでした。予想以上に上品な方でびっくり!三班に分かれて車に乗り込みお昼に…海の見えるイタ飯屋さんにいきました。かなり上品でドキドキ。ピザランチを頼みましたがおいしかった。食後はコースの下見に行きました。車で進んでいると大会の旗がひらひらと…
うーん坂きっついねんけどここは、のぼるんかなあ?くだるんかなあと考え、聞いてみると、「勿論登り」とのこと…げげげ、やっぱし?
コースの途中で池田湖に寄り巨大ウナギをみました。その姿はまるで一本○○(私の口からは言えない)
でかかった。
その後ゴールまでいって、受付で翌日のエントリーをすませる。すごい人数でした…
中身をみるとタイムをはかるのは足につけるチップじゃなくて背中のナンバーカードにぶらさがってる重いカードでした
旅館にゆき、砂蒸し風呂へ…
初砂蒸し体験は気持ちよかったけど熱かったーみんなながく入ってたけど速攻あがってしまった。
そのあとは宴会だったけど、レースの前日は絶対に飲まないと決めてたので、ちょびっとしかのみませんでした(それでも飲んでるが…)
飲んだ後はしばらくいろんな話をして早めに就寝…

11日朝5時半に起きて準備をする。寒いのか暑いのかわからない状態で適当に準備。寒かったら困るのでロンTにしました。下はハーフパンツ。(まあこれしかないといえばないけど)朝食を食べて早速会場へ。。。もうすごい人でびっくりでした。トイレに行こうかと思ったら、すごい人であきらめて早速スタート地点へ。。もうかなり人が並んでいてなかなか間に入れない。遠くでチアガールがなんかやってるけど背が低いから見えない、、、
向こうのほうで緑と黄色の風船が飛んだらすぐスタートの号砲が!(遠いためちっちゃい音でした)スタートしてもなかなかすすまず暫くとまったままでした。
ようやくスタートしても遅々として進まず、イライライライラ、、、、ふと横をみると歩道を走ってる人発見!あ、歩道はしったらええねんなと思い歩道にあがり走る。それでもなかなか進まず。。チョコチョコ人を抜くのでスピードがなかなかでないし急に止まったりしてやたら体力をつかってしまった。やばいなあ〜いつまでこの状態が続くんだろう、、と思いながらすすんでいく。
そのうちようやっとちょっとばらけてきたのは5キロ過ぎたところかな、それでもなかなか抜かせないような感じだった。
今回おもろかったのはコスプレしてる人がかなりいたこと緑色の防護服みたいのを着て走ってる二人がいてたんだけど、思わず笑ってもーたら『あ!笑った!何で笑うとや〜!』と文句いわれた。でもおもろいもん。レインボーマンやらコアラ頭にのっけてるひとや、SMの女王みたいな人や、しゃもじ持った人や、、うーん、数えられん位コスプレのひとがいた。
二人スーツ姿の人が走っていたんやけど、そのとき横で走ってたひとが、『あの人たぶん会議に間に合わんのや〜、大丈夫かな?』とか冗談を言っていておかしかった。
10キロを超えるまでにもうすでに山あり谷あり状態でかなり足腰響いてきて、時計をみると、、うげげげ!すごい時間かかってる。。それにこの疲労はなに?!ってくらい疲れていた。
やばいなあ〜だいじょうぶかなあ?と不安が頭をよぎる。
前日に下見をした池田湖を通るとそこにはどどど〜んと開聞岳が見えてすごくきれいだった。なるべく嫌なことは考えないようにしようと思いながら進んでいく。すすんでいく、、、なかなかすすまない自分にイライラしてくる。5キロごとの表示はとても長く、自分がどれくらいで走っているのかさっぱりわからない。
25キロをすぎてしばらくすると救急車が走っていった。そのあとパトカーも音を鳴らさずにすれちがっていった。後に新聞を読んだら、心停止した人がいたらしい。そしてすぐそばに医者もランナーでいたってことで心肺蘇生を行って助かったらしい。よかったよかった。
そういえば、トイレにいきたかったんや、スタートのときから、、でも混雑しているトイレはいややったからずーっと通り過ぎていって、ようやくトイレに入れたのは30キロのところ、本当にトイレに行きたかったのかわからなくなってた。
沿道の応援はほとんど途切れることがなく、『ガンバーレ!』『ちばりや〜』とかきこえてくるとすごくうれしくなった。本当にありがとう。
子供がタッチできるように手を伸ばしてたのでタッチしながら走っていったりと楽しみながら走る。(そうでもせんと気がまぎれない)
最初は完食完走を心に決めていたが、時間がだんだん遅れてくる。。うー、、ゼンザイのコーナーがあったが、通り過ぎる。うう食べたかった。。でも食べているといっそう遅れる。。
給水も回数を減らしていくが、もう4時間半は厳しい状態になってきた。
周りはもうかなりの数歩いている人がいる。歩いている人をみると私もその誘惑にまけそうになる。思わず歩きたくなるが、目をつぶって通り過ぎる。
坂道もなるべく歩かないぞ!と決め、走る。。としばらくすると右足の親指がごっつ痛くなってきた。あたた、あたた、とか思っていたが今度はかばっていたからか左ひざが痛くなった。うちの体どうなってるねん?!と思いとうとう歩いてしまった。。それも平地で。。悔しいけど、痛い。痛み止め飲もうかどうか悩んだが、結局飲まずにだましだまし走ってみる。今度は痛みがなくなった。5分くらい歩いたかな?遅れを取り戻せないけど、もうあとは走るしかないとずっと走る。前日に下見で見た35キロの坂発見!でも思ったよりはきつくなかった。でそこをすぎると又坂があって、その坂を越えるほうがなんとなくきつかったような。。
温泉街に入ってくると『世界にひとつだけの花』が大音量でかかっていた。ちょっと感動。あと4キロ!あとはもう目的はひとつ!おわってからのビールじゃ!と思いビール、ビールと思いながら走る。光永亮太の『always』を口ずさみながら気を紛らわす。ほかに気のまぎれるものがないのか、いろいろ考えながら。。前日入った砂蒸し風呂をすぎて、旅館も過ぎる。。それからようやっと菜の花が一面に見えてくる。ああ、もう1キロだ〜!元気がでてくる。
走って走って走って、、、ゴール!!!
もうゴールできたのがむっちゃうれしくてなきそうだった(いつもだけど)
時間は4時間40分、、はあ〜(グロスだと45分)でした
パート2へ続く

2004年 いぶすき菜の花マラソン大会

ゴール後です、黄色いタオルを掛けてもらったのがうれしかった☆

距離(km) ラップ スプリット
5 29.57 29.57
10 31.11 1.01.09
15 30.11 1.31.20
20
30.51 2.02.11
25 32.20 2.34.32
30 39.51 3.14.23
35 36.11 3.50.35
40 36.31 4.27
41 7.30 4.34.37
42 5.49 4.40.26